FLOWER PHOTO ESSAY

フラワーティストとして花に触れ、それから、ファインダーを覗き何度もシャッターを切っています。
その間は、花と一対一で向き合っているような感じで、花もいつもと違う表情を見せてくれます。
ここでは、気になる花をPick Upしてその花のエピソードや想いを写真と一緒にお届けします。

15.05.15

Peony シャクヤク

シャクヤク コーラルシュプレーム

 

初夏のゴージャスな花として、シャクヤクは外せません。 中でも、コーラルチャーム、コーラルサンセット、ハワイアンコーラル….などなど、名前に”コーラル”とつく、サンゴ礁色のシャクヤクたちが気になります。

他の花にはない色、大きく印象的な雌しべのコーラルシュプレーム。

小さなピンポン玉ほどの蕾から花が開くまでに時間はあまりかからず、スローモーションのように開く花びらを撮るのはこの時期の楽しみでもあります。

 

 

 

15.04.21

Viburnum ビバーナム

ビバーナム スノーボール 

この時期のグリーンとして何にでも合わせやすく、存在感があります。 アジサイに似ていますが、少し小さく枝に付いた花がふわふわと垂れ下がり、一本でも絵になります。

単体でも、また、合わせる花によって、可愛くも、スタイリッシュにもなるマルチなグリーンです。

爽やかなグリーンは5月のイメージ。

 

 

 

 

15.03.25

Magnolia モクレン

モクレン 木蓮

桜と同じ時期によく庭先で見かける、素敵な花びらの花。白や紫の花を咲かせるモクレン。

昔は、花の形がランに似ていることから木蘭(もくらん)と呼ばれていましたが、今は、ランよりもハスの花に似ていることから木蓮(もくれん)と呼ばれています。

最近では、マグノリアという英名もよく耳にします。ウェーブのきいた花びらは、どの角度から見てもアート。予測なく、突然おちる花びらも実にアート。

 

 

 

 

15.03.01

SWEET PEA 豆の花

エンドウマメの花

 

春の花の一つにスイトピーがあります、マメ科の花です。同じマメ科のこの「豆の花」は、サヤエンドウの花と実、そしてツル。

切り花として購入してしばらく花瓶にいけて楽しんでいると数日で花が落ち、その下に小さなエンドウマメが顔を出します。普段は野菜として育てられるエンドウマメ。そして目にするのは、実(豆)の部分だけです。

花瓶の中での数日の変化は、とても興味深いです。その先にくるくると伸びていくツルもまた可愛く、この部分を春のアレンジメントに使うとちょっとしたアクセントになります。

 

 

 

 

14.09.04

KIWI キウイズル

キウイのツル

 

自然に伸びたツルは、それ自体、どれも個性的でアート。

 

ドライにしたこのツルをリース土台(円形)にしてその上に花を装飾する事もよりありますが、せっかく奔放に伸びたツルに力を加え、皆同じような形にしてしまうよりは、この自由な形を見て楽しみたいものです。

 

このままドライ化するので水につけずに横にして床に置いたり、家具の上に飾って楽しむことも。
普段のインテリアに変化がつきそうです。 是非お試しを!

 

14.04.24

Dahlia マンゴーピーチ

ダリア マンゴーピーチ

大輪の豪華な咲きっぷりで、今や大人気のお花となりました。夏の花ですが、需要が多いので周年で出回るようになってきました。ゴージャスなたたずまいは見ているだけでリッチな気分に。

花姿だけがゴージャスではなく、この辺は比例して価格も豪華。

日持ちしないのが残念な所ですが、数時間で変わる姿から目を離せません。大輪の花の後ろ姿も思いっきり伸ばした美しい花びら達で覆われています。

14.04.11

Framing Parrot フレミングパロット

フレミングパロット チューリップ

パロット咲きのチューリップ、数年前にブレイク、フラワーバルブオブザフラワーを受賞したレッド&イエローのカラフルなチューリップ。毎年新種のチューリップが誕生する中、いまだ存在感は健在!といった感じです。

オウムの羽のような花びらからついたフレミングパロットいう名前ですが、その名の通り咲き始めると羽が広がったようになって生きているようです。

被写体としては、つぼみから花びらが落ちるまで、申し分ないアートな花。

14.06.12

Cyrtanthus キルタンサス

キルタンサス

 

先端は1cmくらいの小さな花ですが、額の部分から花先の長さが5cmほど、とてもユニークなフォルムです。小さいながらその形と放つ香りは、十分にその存在感をアピール。

アレンジメントの中に入れるというよりは、やはりたくさんのキルタンサスを束ねて飾った方がオシャレ。可愛い部屋というよりシャープな雰囲気なインテリアに似合いそうな花です。

14.04.09

Lily of the valley スズラン

スズラン

フランスでは、5月1日は、スズランの日となっていて至る所で売られています。「幸せの再来」という意味のスズラン。贈られた人は幸せになると言われています。この時期に合わせて栽培する生産者の方は大変らしいです。

日本のカーネーションを母の日に合わせてと似ていますね。

小さく、鈴なりに咲く花は可憐で、個性的。何年経っても不動の人気です。出回る時期も短いので花屋さん等で見かけたら即買いをおすすめします。

14.03.16

Ranunculus ラナンキュラス

ラナンキュラス レイネッテ

現在約300種類あるラナンキュラス。なかでも、変わり種として注目を集めている、レイネッテ。咲いてくると花芯の部分から野菜のようなグリーンの葉が…モコモコと。
これはおしべだそうです。ラナンキュラスの語源は、カエル!葉がカエルの足の形に似てるからとか…まだまだたくさんあるラナンキュラス。また、気になるラナンを見つけたらご紹介します。

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