FLOWER PHOTO ESSAY

フラワーティストとして花に触れ、それから、ファインダーを覗き何度もシャッターを切っています。
その間は、花と一対一で向き合っているような感じで、花もいつもと違う表情を見せてくれます。
ここでは、気になる花をPick Upしてその花のエピソードや想いを写真と一緒にお届けします。

24.03.14

Magnolia

  マグノリア 木蓮

マグノリアと聞くと映画のタイトルを思い出す人も多かも知れません、それか香水のイメージもありますね。日本名はモクレン、だったりコブシだったりマグノリアという名前の花をイメージできない方も多いと思います。桜と同じ時期に咲くのでどうしても桜の話題が大きく桜が終わった後にはもうモクレンも終わりの時期だったりします。 

ただこのピンク色も他の花にはない個性的な色でわたしとしては見ていてとてもポジティブな気持ちになりシャッターを切る回数も多くなります。

香りも微香ですが上品な華奢な香り。 細かな毛に覆われた蕾から繊細な花びらが顔を出し大きく咲くまでほんの数日。蕾の中で育った大きなエネルギーを感じます。開いてから大きく開花するまでに根元のピンクの部分も色濃くなり華奢ながら力強さを感じ、わたしもポジティブな気持ちになれます。花たちは言葉は発しませんが私たちにそっと寄り添ってくれている気がします。

15.07.26

Flame Lily グロリオサ・リリー

グロリオサ ルテア

 

花びらにウェーブがかかった豪華なユリ。印象的な外見は、一度見たら記憶のどこかに残るような個性的な花。

花びらが反り返って咲く、その姿が揺らめく炎のように見えることから、Flame Lilyとも呼ばれています。

独特な花形は、アレンジなどで他の花と合わせるとその個性が半減してしまうように思います。

グロリオサの中でもレモンイエローのルテアは、みずみずしい爽やかな夏のイメージ。水に滴る花びらをクローズアップで撮っていると時間を忘れてしまいます。

大きなガラスの花瓶にたくさんいけて、夏に楽しみたい花の1つ。

 

 

 

 

15.07.03

Lilacs ライラック

ライラック

 

フランス語読みで、リラ。 リラの花という人も。

清涼地が好きなので日本ではやや厳しく、楽しめる期間も短い。。。なので出ている期間にはいつも部屋に飾って、その色と香りに包まれていたいと思います。

色名に” ライラック ”という名前があるくらい、代表的な花色、薄紫。

房で咲いている姿も美しいですが、花びらを水に浮かべると薄紫がさらに美しく見え、思わずシャッターを切りたくなる、魅力的な花です。

 

 

 

 

15.06.14

Protea プロテア

プロテア

 

 

花の王様とも呼ばれる、プロテア。

花自体が大きいので普通のアレンジメントにはやや使いにくい感もありますが、存在感大なので、一輪だけが部屋のどこかにあるだけでも一気に雰囲気が変わりそうです。

乾いた感じがするので、夏、アジアンテイストのインテリアや家具と一緒に撮りたいです。南国気分に浸れそうです。

たくさんの花びらのように見えるピンクは、総苞片といって葉が変形したもの。なかなか奥が深く魅惑的なアートな花です。

 

 

 

 

15.05.27

Tillandsia チランジア

エアプランツ チランジア

 

エアプランツ、インテリアプランツとして、そのユニークな造形が注目されています。 夏になると花々の色よりグリーンに目がいきます。

様々な種類があるチランジア、家具、床、空間とどこにおいても絵になる一枚が撮れそうです。

名前から空気中の水分で育つと思われがちですが、あまり温度が低くなりすぎなければ屋外がオススメです。意外と水が好きな植物です。

屋内のインテリアグリーンとして楽しみたい場合は、数日に一度、半日ほど頭まで水に浸けると良いかもしれません。

 

 

 

15.05.15

Peony シャクヤク

シャクヤク コーラルシュプレーム

 

初夏のゴージャスな花として、シャクヤクは外せません。 中でも、コーラルチャーム、コーラルサンセット、ハワイアンコーラル….などなど、名前に”コーラル”とつく、サンゴ礁色のシャクヤクたちが気になります。

他の花にはない色、大きく印象的な雌しべのコーラルシュプレーム。

小さなピンポン玉ほどの蕾から花が開くまでに時間はあまりかからず、スローモーションのように開く花びらを撮るのはこの時期の楽しみでもあります。

 

 

 

14.04.24

Dahlia マンゴーピーチ

ダリア マンゴーピーチ

大輪の豪華な咲きっぷりで、今や大人気のお花となりました。夏の花ですが、需要が多いので周年で出回るようになってきました。ゴージャスなたたずまいは見ているだけでリッチな気分に。

花姿だけがゴージャスではなく、この辺は比例して価格も豪華。

日持ちしないのが残念な所ですが、数時間で変わる姿から目を離せません。大輪の花の後ろ姿も思いっきり伸ばした美しい花びら達で覆われています。

15.03.25

Magnolia モクレン

モクレン 木蓮

桜と同じ時期によく庭先で見かける、素敵な花びらの花。白や紫の花を咲かせるモクレン。

昔は、花の形がランに似ていることから木蘭(もくらん)と呼ばれていましたが、今は、ランよりもハスの花に似ていることから木蓮(もくれん)と呼ばれています。

最近では、マグノリアという英名もよく耳にします。ウェーブのきいた花びらは、どの角度から見てもアート。予測なく、突然おちる花びらも実にアート。

 

 

 

 

15.03.01

SWEET PEA 豆の花

エンドウマメの花

 

春の花の一つにスイトピーがあります、マメ科の花です。同じマメ科のこの「豆の花」は、サヤエンドウの花と実、そしてツル。

切り花として購入してしばらく花瓶にいけて楽しんでいると数日で花が落ち、その下に小さなエンドウマメが顔を出します。普段は野菜として育てられるエンドウマメ。そして目にするのは、実(豆)の部分だけです。

花瓶の中での数日の変化は、とても興味深いです。その先にくるくると伸びていくツルもまた可愛く、この部分を春のアレンジメントに使うとちょっとしたアクセントになります。

 

 

 

 

14.09.04

KIWI キウイズル

キウイのツル

 

自然に伸びたツルは、それ自体、どれも個性的でアート。

 

ドライにしたこのツルをリース土台(円形)にしてその上に花を装飾する事もよりありますが、せっかく奔放に伸びたツルに力を加え、皆同じような形にしてしまうよりは、この自由な形を見て楽しみたいものです。

 

このままドライ化するので水につけずに横にして床に置いたり、家具の上に飾って楽しむことも。
普段のインテリアに変化がつきそうです。 是非お試しを!

 

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