FLOWER PHOTO ESSAY

フラワーティストとして花に触れ、それから、ファインダーを覗き何度もシャッターを切っています。
その間は、花と一対一で向き合っているような感じで、花もいつもと違う表情を見せてくれます。
ここでは、気になる花をPick Upしてその花のエピソードや想いを写真と一緒にお届けします。

16.01.22

Ranunculus  ラナンキュラス

オルレアン Orléans

 

幾重にも重なる花びらと丸いフォルムが特徴の人気の花、ラナンキュラス。
早春の花として定着しつつあります。毎年、新しい種類のものが登場するのでこの時期をとても
楽しみにしています。
このオルレアンは、花びらと花びらの間に赤い小さな花びらが入っている珍しいタイプ。
小さな花びらがドットに見え、自然なアート作品といった感じで写欲がわきます。
遊び心で、背景にも赤を散らして、しばらく’赤と白’ のドットの世界に浸るのも楽しいかも。

 

 

 

16.01.11

Pine Tree  松

伊那五葉 根引き松 Pine Tree

 

お正月といって最初に連想する花材は、松。キリッとシャープな常緑のグリーンは、長寿と健康を意味し、‘松・マツ’の由来は、新しい年の神様を迎え、神をまつ。神を祀る(まつる)から来ているようです。

根引き松は、地に足がついた生活が送れるようにと門松に使う地方もあります。
伝統的な飾り方もよいですが、お正月の7日が過ぎても、松はまだまだ、元気なはず。飾り方をちょっと変えて、グラスに松を飾ってみるとモダンな雰囲気に。モダンなジャパニーズスタイルでしばらく楽みたいです。

 

 

 

15.12.06

Poinsettia  ポインセチア

ポインセチア Winter Rose

 
冬の象徴のような花、ポインセチア。その花の形が星に似ていることから、クリスマスフラワーとして、この時期たくん店先で見かけます。真っ赤な赤は、他の花と合わせるよりも単体で飾ったほうが、よりその赤色が印象的に見えるような気がします。このウィンターローズは、変わり種。冬に咲くバラのようなところから名付けられたそうです。赤だけではなく、斑入りや、クリーム色など、いろいろな色のポインセチアを集めて、クリスマスムードを楽しみたいです。

 
 

 

15.11.18

Anemone  アネモネ

アネモネ Port Pearl

 
花市場は、クリスマスの花に加え、早春の花が並び始めています。アネモネは、毎年楽しみにしている花の1つ。個性的な花芯は、どんな器にいけてあっても、目を引き強さを感じます。

濃い色が多いアネモネですが、このポルトパールは、珍しい淡いパープル。最近の少しひんやりとした朝の空気とよく合います。
ダブル(八重咲)も改良され今年はたくさん撮れそうで楽しみです。
 
 

 

15.10.08

Hypericum  ヒペリカム

ヒペリカム Magical Universe

 
この時期は、やはり熟した実や蔓などの色や形が気になります。

昨年くらいから並び始めた、ヒペリカムの新種、マジカルユニバース。 花が終わった後、実が大きくなって徐々に色づいていきます。ワインレッドというか、バーガンディに。。
 
差し色として多めにアレンジに入れて、上品で女性らしい雰囲気を作って、撮りたいなと思います。
 
 

 

15.08.13

Rose  バラ

バラ caffè e latte

 

たくさんの種類があるバラ。上品なシーンにも、カジュアルな時もどんなシーンでも大活躍の花。

8月も中旬。ほんの少しの涼しさや見上げる空の変化が、新しい季節を予感させます。手に触れるものや目に止まる色もビビッドカラーからシックな色にシフト。

被写体は、これからの季節いつでも眺めていたいと思うミラノマダムをイメージして名付けられた人気のバラ、カフェラテ。

ゴールドやモカブラウンを背景に、好きな音楽を聴きながら撮っていたいバラ。

 

15.07.26

Flame Lily グロリオサ・リリー

グロリオサ ルテア

 

花びらにウェーブがかかった豪華なユリ。印象的な外見は、一度見たら記憶のどこかに残るような個性的な花。

花びらが反り返って咲く、その姿が揺らめく炎のように見えることから、Flame Lilyとも呼ばれています。

独特な花形は、アレンジなどで他の花と合わせるとその個性が半減してしまうように思います。

グロリオサの中でもレモンイエローのルテアは、みずみずしい爽やかな夏のイメージ。水に滴る花びらをクローズアップで撮っていると時間を忘れてしまいます。

大きなガラスの花瓶にたくさんいけて、夏に楽しみたい花の1つ。

 

 

 

 

15.07.03

Lilacs ライラック

ライラック

 

フランス語読みで、リラ。 リラの花という人も。

清涼地が好きなので日本ではやや厳しく、楽しめる期間も短い。。。なので出ている期間にはいつも部屋に飾って、その色と香りに包まれていたいと思います。

色名に” ライラック ”という名前があるくらい、代表的な花色、薄紫。

房で咲いている姿も美しいですが、花びらを水に浮かべると薄紫がさらに美しく見え、思わずシャッターを切りたくなる、魅力的な花です。

 

 

 

 

15.06.14

Protea プロテア

プロテア

 

 

花の王様とも呼ばれる、プロテア。

花自体が大きいので普通のアレンジメントにはやや使いにくい感もありますが、存在感大なので、一輪だけが部屋のどこかにあるだけでも一気に雰囲気が変わりそうです。

乾いた感じがするので、夏、アジアンテイストのインテリアや家具と一緒に撮りたいです。南国気分に浸れそうです。

たくさんの花びらのように見えるピンクは、総苞片といって葉が変形したもの。なかなか奥が深く魅惑的なアートな花です。

 

 

 

 

15.05.27

Tillandsia チランジア

エアプランツ チランジア

 

エアプランツ、インテリアプランツとして、そのユニークな造形が注目されています。 夏になると花々の色よりグリーンに目がいきます。

様々な種類があるチランジア、家具、床、空間とどこにおいても絵になる一枚が撮れそうです。

名前から空気中の水分で育つと思われがちですが、あまり温度が低くなりすぎなければ屋外がオススメです。意外と水が好きな植物です。

屋内のインテリアグリーンとして楽しみたい場合は、数日に一度、半日ほど頭まで水に浸けると良いかもしれません。

 

 

 

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