FLOWER PHOTO ESSAY

フラワーティストとして花に触れ、それから、ファインダーを覗き何度もシャッターを切っています。
その間は、花と一対一で向き合っているような感じで、花もいつもと違う表情を見せてくれます。
ここでは、気になる花をPick Upしてその花のエピソードや想いを写真と一緒にお届けします。

15.04.21

Viburnum ビバーナム

ビバーナム スノーボール 

この時期のグリーンとして何にでも合わせやすく、存在感があります。 アジサイに似ていますが、少し小さく枝に付いた花がふわふわと垂れ下がり、一本でも絵になります。

単体でも、また、合わせる花によって、可愛くも、スタイリッシュにもなるマルチなグリーンです。

爽やかなグリーンは5月のイメージ。

 

 

 

 

15.08.13

Rose  バラ

バラ caffè e latte

 

たくさんの種類があるバラ。上品なシーンにも、カジュアルな時もどんなシーンでも大活躍の花。

8月も中旬。ほんの少しの涼しさや見上げる空の変化が、新しい季節を予感させます。手に触れるものや目に止まる色もビビッドカラーからシックな色にシフト。

被写体は、これからの季節いつでも眺めていたいと思うミラノマダムをイメージして名付けられた人気のバラ、カフェラテ。

ゴールドやモカブラウンを背景に、好きな音楽を聴きながら撮っていたいバラ。

 

15.10.08

Hypericum  ヒペリカム

ヒペリカム Magical Universe

 
この時期は、やはり熟した実や蔓などの色や形が気になります。

昨年くらいから並び始めた、ヒペリカムの新種、マジカルユニバース。 花が終わった後、実が大きくなって徐々に色づいていきます。ワインレッドというか、バーガンディに。。
 
差し色として多めにアレンジに入れて、上品で女性らしい雰囲気を作って、撮りたいなと思います。
 
 

 

15.11.18

Anemone  アネモネ

アネモネ Port Pearl

 
花市場は、クリスマスの花に加え、早春の花が並び始めています。アネモネは、毎年楽しみにしている花の1つ。個性的な花芯は、どんな器にいけてあっても、目を引き強さを感じます。

濃い色が多いアネモネですが、このポルトパールは、珍しい淡いパープル。最近の少しひんやりとした朝の空気とよく合います。
ダブル(八重咲)も改良され今年はたくさん撮れそうで楽しみです。
 
 

 

16.06.03

June Berry ジューンベリー

ジューンベリー June Berry

 
花市場では、観賞用のブルーベリーやカシスが並び始めました。アレンジする時、花と花の間にベリーを添えるだけでナチュラルな雰囲気に仕上がります。少し前は、手に入れるのが大変だったジューンベリーも花市場に並ぶようになりました。
グリーンから赤、そしてバーガンディにあっという間に変わっていくので、うっかりしているとシャッターチャンスを逃してしまいます。甘くて美味しいのでつい口に入れたくなりますが、観賞用なので。。NGです。 

6月に収穫できることからJune Berryと名付けられ、落葉樹で紅葉し、硬く丸い葉が特徴的。最近はシンボルツリーとしても人気、わかるような気がします。

 

 

 

 

16.06.09

Oriental Poppy オリエンタルポピー

オリエンタルポピー Allegro

 
ポピーというと春先のイメージがありますが、このオリエンタルポピーの季節は、初夏。ポピーは、ケシの仲間で、中には麻薬成分が含まれているものもあり、日本では栽培が禁止されている種類のものもあります。
また、一瞬にして花びらが散り、1日しか持たない花としても有名。鮮やかなオレンジの花びら、根元に黒い模様、そして独特な大きな黒い花芯、コントラストも強く、夏を感じさせ、なんとも印象的です。主に輸入種ですが、納得な感じ。背景色も濃い色にするとさらに強さが感じられます。蕾から大きく開くまでの時間、そして散るまで、飽きることのないアートな花です。

 

 

 

 

16.05.10

English Rose キャリー

キャリー English Rose

 
バラの季節。一口にバラと言ってもいろいろな種類があります。よく耳にする、響きだけで香りも感じられそうな「オールドローズ」…上品で強い香りが特徴。1年中見ていたいです。が、、ほとんどのオールドローズは、一季咲き(1年に1度)。この季節が終わると来年まで花が咲きません。ですが、デビッド・オースチンによって、香り豊かな四季咲き(春-秋)のバラ、「イングリッシュローズ」が生み出されてからは、様々な色、形、香りのバラが長い間楽しめるようになりました。特に彼の最初の香り高いバラ、「コンスタンス・サプライ」は、有名種。

このバラは、最近のイングリッシュローズ「キャリー」スイートなピンクで甘い香り。咲き始めてから5日くらいでディープカップからロゼット咲きに変わっていく姿は、目が離せない、被写体としてアピール感、申し分のない花です。

 

 

16.05.07

Lily ユリ

アプリコットファッジ Lily

 
思わず立ち止まって、近寄って見入ってしまった、新種のスカシユリ、アプリコットファッジ。花びらの色、丸みを帯びた花弁の雰囲気からなんとなく伝わってくるネーミング。

ユリは、花芯と花弁が離れているので、特に接写が難しい花。フォルムは本来のユリと、かけ離れ、「バラ咲きのユリ」と言われているようですが、花芯の長さや、花弁の硬さは、やっぱりユリ。

コンパクトになってもユリの気品さは健在。なんとなくオリエンタルな雰囲気を持つユリ。アジアンテイストの背景にも似合いそうです。

 

 

16.04.11

夢ほたる

夢ほたる

 
黄色いふわふわとしたマメ科の花。産地が限定されていて生産量も限られていることから、出回り数の少ない花です。なので、毎年、この時期に見つけたらつい手が伸びてしまいます。

なぜ「夢ほたる」という名前がついたのか不明ではありますが、この姿から、納得できるネーミング。

自由自在に形作れる柔らかな蔓は、やはりリースにして楽しみたい。黄色の花と花の間隔も縮まりより、美しく華やかな「ほたる」が楽しめます。 

16.03.15

Christmas rose  クリスマスローズ

ブルーブラック Christmas Rose

 
バラの仲間ではないけれど、寒い冬に花を咲かせ、ガーデンを華やかにしてくれることから、クリスマスローズと呼ばれています。人気の高い花で、マニアの方もたくさんいらっしゃいます。

自然な色かな?と思うくらい、蒼が深く美しいです。ダークな背景に映える黒は、上品で大人ぽい女性の雰囲気。

少し薄暗いムードある光で陰影を楽しみながら撮りたい花です。

 

 

Copyright © Yoko Takeuchi All Rights Reserved.

All images are protected under copyright law.