FLOWER PHOTO ESSAY

フラワーティストとして花に触れ、それから、ファインダーを覗き何度もシャッターを切っています。
その間は、花と一対一で向き合っているような感じで、花もいつもと違う表情を見せてくれます。
ここでは、気になる花をPick Upしてその花のエピソードや想いを写真と一緒にお届けします。

20.03.25

Tulip ハッピーアップスター

  Tulip ハッピーアップスター 

チューリップの季節です。誰もが知っている花ですね、その容姿は普遍的で個性的。種類も色もたくさんあります。毎年新しい種類のチューリップが並ぶのを見るのはとても楽しいです。

ピンクの斑入りの葉が特徴のハッピーアップスター。グリーンとピンクのコントラストが可愛く、花よりも先に葉に目がいってしまいます。

そして、香りのあるチューリップ。

私的には、ローズの香りが大人ッっぽくエレガントなら、チューリップは可愛くちょっと幼い感じの香りといったところでしょうか。

八重咲きで丸く開くこのチューリップにぴったりの香りです。

 

20.03.17

Hosmariense サニーサイドアップ

   Hosmariense サニーサイドアップ 

小さな蕾から驚くほど大きな花が咲く、ホスマリエンゼ。マーガレットに似ていますが、花の大きさは直径8cmと大きいです。花芯が黄色く花びらが白い花は、マーガレットのほか、マトリカリアやカモミールなどがありますが、何かちょっと人工的というより自然な、原種的な感じがこの花色から感じられます。

春先というイメージもありますね。黄色と白は素朴で清楚なイメージがありますが、見る人に与えるインパクトは強く、ずっと昔からあって普遍的な生命力というのを感じたりします。この小さな蕾から大きくなるまで数日かかりますが、徐々に膨らんでいく様子、萼の模様が変化していく様子は個性的で魅力的な花です。

 

20.02.06

Rose かなた

   Rose   かなた 

和バラの生産で有名なローズファームケイジ。その中でも異彩を放つギザギザとした形状のバラ、彼方(かなた)。誰もが心の内面に別のものを持っている、「あなた」ではない「彼方(かなた)」と命名されたバラ。交配が繰り返される中、突然変異でできたバラだそうなんですが、なんだか考えさせられる、命名と誕生の秘話。。

なんとも言えない甘いピンク色とそれと対象的なギザギザとした花びらがとてもユニークで思わず手に取りました。甘いものと鋭いものを合わせ持つ個性的な「かなた」しばらく眺めていたいなぁと思うローズです。

 

 

20.01.06

Spider Mum チスパ

 Chispa  スパイダーマム 

お正月といえば、菊(マム)のイメージありますが、年末には色々な種類のマムが並びます。ディスバッド系(一輪の大きな菊)は華やかでとても個性的です。このチスパは英語ではスパイダーマム。細長い花弁はとってもクール。

今回は、クールなチスパに合わせてしっかりしたラインティングで。しなやかだけど強く尖って見える花弁がより強調されるよう、ビューティディッシュで shooting!

横顔も正面も絵にあるアートなスパイダーマム、なかなか楽しい撮影です。

 

 

19.12.21

Charisma アマリリス

Amaryllis  カリスマ

大きな星の形をしたゴージャスな花、アマリリス。私の中では冬、クリスマスシーズンの花というイメージです。白いアマリリスにはクリスマスギフトという名前がついた種類もあります。実際には春から秋に咲く花ではありますが。。

クリスマスのエバーグリーンの中にこの花が数本あるだけで豪華な空間が作れます。最近は優しい香りのあるアマリリスも出ています。

全部の花が咲くまで、1週間以上かかりますので長い間楽しめます。アレンジの中に入れるよりも大きなガラスベースにアマリリスだけがお洒落な気がします。

毎日少しずつ変化する様子を撮るのも楽しい時間です。

 

19.11.21

Yellow Cat オンシジューム

Oncidium  イエローキャット   

ランの仲間のオンシジューム。 昔から出回っている定番のラン、名前と見た目が一致しなくてもみればあーこの花と思う方も多いと思います。
そんなオンシジュームですが、こんな種類も…名前はイエローキャット。 例えるなら、ちょっとワイルドになったオンシジュームといった感じで
存在感、インパクト大。名前のとおり何か妖艶で尖ったような雰囲気を持つ猫っぽいアートなオンシジュームです。

 

19.08.01

Helichrysum モンストローサム

モンストローサム helichrysum

一目見て、つい触って見たくなってしまう花 No.1 なのでは?と思います。モンストローサム。別名麦わら菊。貝殻草とも言われています。

花を見て触ってみると、そのネーミングに納得、発色も鮮やかでなんとも言えないアートな花です。

カラカラに乾いたような花は、昔からドライフラワーとして人気の花ですが、最近は夏時期、切り花としても見る機会が多くなりました。蕾から開花までそう時間もかからず1日で大きく咲きます。咲いた頃にカットするとそのままの色でドライフラワーで楽しめます。

硬く丸い蕾の中から細い花びらが大きく開いて、見ていてなにか元気をもらえる花です。

 

 

19.07.05

Princess 小輪アルストロメリア

原種系小輪アルストロメリア Alstroemeria

普段見かけるアルトルトメリアよりずっと華奢な姿に目が止まります。 一目見ただけでも花と茎の繊細さが伝わってきます。特定の農園で原種のアルストロメリアを元に育種された「プリンセス」

あまり見ないようなサーモンピンクの花びら、少し甘い香りがするのも魅力的です。

まっすぐ上に伸びる茎が特徴的なアルストロですが、茎が細いこのプリンセスはちょっとしなやかなで女性ぽさを感じます。

同じような雰囲気のスズランヒオウギと一緒に、茎と花びらの繊細さを感じながら撮ってみました。

19.05.13

Hana Usagi 花うさぎ

花うさぎ  Hana Usagi 

葉の雰囲気からマメ科の植物かなと思わせる、花うさぎ。以前ピックアップした夢ほたるを思わせるような花で思わず手にとってしまいました。

とやはりこちらも大分の生産者さんだそうです、夢ほたる にしても 花うさぎ にしても柔らかい雰囲気のネーミングです。

どちらもふわふわとした春の雰囲気満載の花です。この細い茎からは想像できないくらい日持ちしてちょっと驚きました。

アレンジの中に繊細なラインとして入れるのもいいですが、このくらいたくさんの束で花瓶にいけて楽しむほうが、私は好みだったりします。

長く伸びた茎が春の風に揺られているような雰囲気を撮れたらなと思います。

19.03.26

Carnation レリシア・カーネーション

レリシア・カーネーション  Carnation 

カーネーションとどこが違うのか、、レリシア・カーネーションは普通のカーネーションにある結構しっかりとしたガクがないんです。ガクに抑えられていた花びらの部分が外に広がり大きく咲いて、見た目もすごく豪華です。

数年前より、アースカラーやグラデーションといった色も見かけるようになってきましたが、ガクが無い品種も。

美しさと同時に、何かを形作ったり、低くいけたりする場合でも、今までにはない使い方もできそうです。

ファインダーを覗くとやはりガクの部分が気になって、、そこにフォーカスした時間が多かったです。

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