19.03.16
Tulipa Linifolia 原種系チューリップ リニフォリア
原種系チューリップ Linifolia
この時期の楽しみの1つは、球根付きの花たちを撮ることです。以前にもムスカリの写真を公開していると思いますが、今回は、原種系チューリップ。
花も葉もお店に並んでいるチューリップと比べると小さくて華奢です。花の中を覗くとほんの少しチューリップの面影を感じます。こちらがオリジナルなのでしょうが、印象的にはそんな感じがします。
花に比例して球根も小さく、いつも目にしている球根とは全然ちがうので、どんな風に撮ろうかなと思い巡らせる時間の中や、いろいろと試している中で新しい発見もあったりと楽しい撮影タイムです。
19.03.26
Carnation レリシア・カーネーション
レリシア・カーネーション Carnation
カーネーションとどこが違うのか、、レリシア・カーネーションは普通のカーネーションにある結構しっかりとしたガクがないんです。ガクに抑えられていた花びらの部分が外に広がり大きく咲いて、見た目もすごく豪華です。
数年前より、アースカラーやグラデーションといった色も見かけるようになってきましたが、ガクが無い品種も。
美しさと同時に、何かを形作ったり、低くいけたりする場合でも、今までにはない使い方もできそうです。
ファインダーを覗くとやはりガクの部分が気になって、、そこにフォーカスした時間が多かったです。
20.05.12
Borage ボリジ
Borage ボリジ
食、薬、色と様々な場面に引っ張りだこな、、多才なハーブ、ボリジ。 茎、葉、蕾と全てが細かなうぶ毛に包まれた見た目にもとても個性的な花。
特に葉を覆ううぶ毛はトゲなのかな?と思うほど触ると痛いくらいです。 ブルーの花は、あまり種類がないので珍しいですが、この深いブルーはマドンナブルーとも呼ばれ、昔、画家がこの花の花弁から取れる汁で聖母マリアの服を塗り、その色にちなんでマドンナブルーとなったそうです。
ベル状に下向きに咲く星型の花様などから、昔からある歴史深い花なんだろうなと想像できます。
密集した細かなうぶ毛がより印象的になるように背景をブラックにして撮影です。
20.05.15
Tricolor Daisy ハナワギク
Tricolor Daisy, chrysanthemum ハナワギク
賑やかな表情に思わず目をとめてしまいます。名前は花輪菊、名前をみて花を見ると納得、和風な雰囲気を感じますが、私的には何かもうちょっとポップでレトロな雰囲気を感じます。英名はTricolor Daisy. なんとなくこの名前の方がしっくりとくる感じがします。
パッと大きく開くスタイルのガーベラのような咲き方の種類はたくさんありますが、共通しているのは開いてからさらに花芯部分が日が経つにつれ変化していきます。
花を新鮮さで選ぶ時の目安というのもありますが、この変化を眺めることもまた楽しい研究のような感じもします。
こちらを向いている元気な表情を撮りたいなと思います。
20.07.13
Van Gogh & Monet ヒマワリ
Sunflowers ゴッホとモネの ヒマワリ
色々な種類のヒマワリがありますが、ゴッホとモネという名前が品種に付いているとちょっと気になります。人それぞれ持っている印象は違うとは思いますが、私的には、ゴッホが描くヒマワリは少し荒々しく情熱的、モネは、自然な雰囲気、そんな印象があります。
このヒマワリをみて、また改めて名画を見ようという気にもなったりしますね。そんな画家たちが描いたヒマワリを見て、そして、ファインダーを覗いて見えるヒマワリ達はまた違った表情を見せてくれそうです。
これから、ヒマワリの季節本番、たくさんの元気なヒマワリを撮りパワーをもらいたいと思います。
20.08.09
Serruria セルリア
Serruria セルリア
ネイティブフラワーのセルリア、ここ数年で大人気の花になってきました。
瑞々しいというか、茎や葉はプラスティックの様な肌触りだったりするんですが、蕾や咲いてくる花はふんわりとしていてとても個性的な花です。色もニュアンスピンクで他にはないカラーですので、同じニュアンスカラーの花や質感の花と相性がいい様な気がします。
暑い地域が原産の花なので夏でも持ちもよく魅力的な花。
20.09.30
Lycoris 彼岸花
Lycoris 彼岸花
秋のお彼岸の頃に咲く花、彼岸花。 赤が代表的な気がしますが、種類や色はたくさんあります、日本一別名が多い花とも言われています。どの種類も土からまっすぐに茎が伸び、咲き始めると花びらが大きく反り返り、そこから雌しべと雄しべが長く飛び出す感じは共通していると思います。
花びらがキラキラと光る種類は、ダイヤモンドリリー。
とにかくユニークな咲き方をする花です。アレンジの中に入れる場合は、少ない本数でも主張するのでアクセントに!
一本でもスタイル良く決まる花ですが、一種類をたくさんベースにいけると、インパクトが大きく印象に残りやすです。
蕾から、咲いていく経過も咲き切ってからもどの時期にシャッターを切ってもアートな表情を見せてくれる花です。
20.11.04
Clematis stans 草ボタン
Clematis stans 草ボタン
今年よく、アレンジメントのアクセントとして使った 草ボタン。といってもあの牡丹の種類ではなく、葉が牡丹に似ているから草ボタンというらしいです。
これは花が終わった後の種らしく、徐々にモコモコとした毛で覆われていきます。その変化は結構早く、次の日には変化し始めていました。
毛で覆われる前も、覆われてモコモコになった状態もどちらもかなり個性的でアートです。もちろん、学名や〇〇科などちゃんとした名前があるのですが、なによりこの個性的な外見がなんとも不思議というか、ずっと見ていたいなとそんな気にさせる花です。
21.03.24
Tulips with bulbs
球根付きチューリップ
チューリップは昔から親しまれている一重のものや八重のゴージャスなもの原種系と近年は色々な種類がこの時期で回ります。
最近では球根付きのものがあります。球根が付いているものはより植物的(botanical)な感じを受けます。
球根から根を伸ばし茎が伸びそして花が咲いているんだと生命的なエネルギーをリアルに目で見ることができます。葉も生き生きとみずみずしいです。
球根部分も見えるようにチューブグラスにいけています。
21.06.21
Domingo Lily
スカシユリ トレンディサンタドミンゴ
ユリもたくさんの種類があります。ドミンゴは色が個性的です。最近は八重咲きのユリもあって一瞬ユリとは思えないような種類も出てきました。ユリは大きくそれだけで存在感がありますから他の花と組み合わせるよりユリだけを飾るいわゆる一種いけが一番花が引き立つのではと感じています。
被写体としては難しくて花粉と花びらの間隔が広いのでどちらかにフォーカスされる感じになります。花粉が付着するとなかなか落ちないので花粉を早めに取り除くのが普通なんですが、花粉が付いている状態の方が断然花らしくワイルドな印象です。
蕾から大きく咲くまで時間が少しかかり持ちもいいですのでインテリアフラワーとしてもオススメです。