FLOWER PHOTO ESSAY

フラワーティストとして花に触れ、それから、ファインダーを覗き何度もシャッターを切っています。
その間は、花と一対一で向き合っているような感じで、花もいつもと違う表情を見せてくれます。
ここでは、気になる花をPick Upしてその花のエピソードや想いを写真と一緒にお届けします。

16.03.02

Sweet Pea  スイートピー

ジムカラベンダー Sweet Pea

 
甘い香りがすることから、Sweet Pea(スイートピー)と呼ばれている、Pea-マメ科の花。

種類は、100種類以上、色もたくさんあります。独特なウェーブがかったフリルの花びらは、他にはなく特徴的。その形だけではなく、香りからも女性らしさを感じます。親しみやすく春の香りと言っても良いほど、私にとっては、この時期に外せない花です。

部屋の中に広がる香りに春を感じ、シャッターを切っていて気持ちのよい時間です。

 

 

16.02.15

Muscari  ムスカリ

ムスカリ Muscari

 

春先の定番、ブルーの花、ムスカリ。ヒヤシンスやチューリップと同様、球根の花。
英名のグレープヒヤシンスという名前は、花の形がブドウ房のようなところにちなんで
ついたようです。

球根がついたままの姿は、その形の面白さもありますが、球根の中の養分で育つので
花瓶の中で次の花が咲いたり、葉が成長したりするところを長く見ているとができます。
日々変わってゆく姿を撮り続けられるのもこの時期の楽しみです。

 

16.01.22

Ranunculus  ラナンキュラス

オルレアン Orléans

 

幾重にも重なる花びらと丸いフォルムが特徴の人気の花、ラナンキュラス。
早春の花として定着しつつあります。毎年、新しい種類のものが登場するのでこの時期をとても
楽しみにしています。
このオルレアンは、花びらと花びらの間に赤い小さな花びらが入っている珍しいタイプ。
小さな花びらがドットに見え、自然なアート作品といった感じで写欲がわきます。
遊び心で、背景にも赤を散らして、しばらく’赤と白’ のドットの世界に浸るのも楽しいかも。

 

 

 

16.01.11

Pine Tree  松

伊那五葉 根引き松 Pine Tree

 

お正月といって最初に連想する花材は、松。キリッとシャープな常緑のグリーンは、長寿と健康を意味し、‘松・マツ’の由来は、新しい年の神様を迎え、神をまつ。神を祀る(まつる)から来ているようです。

根引き松は、地に足がついた生活が送れるようにと門松に使う地方もあります。
伝統的な飾り方もよいですが、お正月の7日が過ぎても、松はまだまだ、元気なはず。飾り方をちょっと変えて、グラスに松を飾ってみるとモダンな雰囲気に。モダンなジャパニーズスタイルでしばらく楽みたいです。

 

 

 

15.12.06

Poinsettia  ポインセチア

ポインセチア Winter Rose

 
冬の象徴のような花、ポインセチア。その花の形が星に似ていることから、クリスマスフラワーとして、この時期たくん店先で見かけます。真っ赤な赤は、他の花と合わせるよりも単体で飾ったほうが、よりその赤色が印象的に見えるような気がします。このウィンターローズは、変わり種。冬に咲くバラのようなところから名付けられたそうです。赤だけではなく、斑入りや、クリーム色など、いろいろな色のポインセチアを集めて、クリスマスムードを楽しみたいです。

 
 

 

16.05.23

Coral Bead Plant コケサンゴ

コケサンゴ Coral Bead Plant

 
この時期、店先で目にすると必ずゲットしてしまう、鮮やかなオレンジの実をつけたコケサンゴ、コケの仲間ではないですが、葉がコケのようなのでそういう名前になったそうです。海外では、透き通るようなオレンジ色からガラスビーズとも呼ばれているようです。

しかしながら、非常にデリケートなので、育てるのが難。気候や水を与えるタイミングもあるようです。花が終わって、このオレンジ色の実を楽しめるのも1ヶ月くらい。みずみずしくかわいい姿を撮れるのもこの時期だけ。少しでも長く見ていたいなと思う、元気にしてくれる花です。

 

 

14.04.11

Framing Parrot フレミングパロット

フレミングパロット チューリップ

パロット咲きのチューリップ、数年前にブレイク、フラワーバルブオブザフラワーを受賞したレッド&イエローのカラフルなチューリップ。毎年新種のチューリップが誕生する中、いまだ存在感は健在!といった感じです。

オウムの羽のような花びらからついたフレミングパロットいう名前ですが、その名の通り咲き始めると羽が広がったようになって生きているようです。

被写体としては、つぼみから花びらが落ちるまで、申し分ないアートな花。

14.06.12

Cyrtanthus キルタンサス

キルタンサス

 

先端は1cmくらいの小さな花ですが、額の部分から花先の長さが5cmほど、とてもユニークなフォルムです。小さいながらその形と放つ香りは、十分にその存在感をアピール。

アレンジメントの中に入れるというよりは、やはりたくさんのキルタンサスを束ねて飾った方がオシャレ。可愛い部屋というよりシャープな雰囲気なインテリアに似合いそうな花です。

14.04.09

Lily of the valley スズラン

スズラン

フランスでは、5月1日は、スズランの日となっていて至る所で売られています。「幸せの再来」という意味のスズラン。贈られた人は幸せになると言われています。この時期に合わせて栽培する生産者の方は大変らしいです。

日本のカーネーションを母の日に合わせてと似ていますね。

小さく、鈴なりに咲く花は可憐で、個性的。何年経っても不動の人気です。出回る時期も短いので花屋さん等で見かけたら即買いをおすすめします。

14.03.16

Ranunculus ラナンキュラス

ラナンキュラス レイネッテ

現在約300種類あるラナンキュラス。なかでも、変わり種として注目を集めている、レイネッテ。咲いてくると花芯の部分から野菜のようなグリーンの葉が…モコモコと。
これはおしべだそうです。ラナンキュラスの語源は、カエル!葉がカエルの足の形に似てるからとか…まだまだたくさんあるラナンキュラス。また、気になるラナンを見つけたらご紹介します。

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